文麿のお気に入りの歌一覧
枝戯
知らぬ間に止まった時計に気がつかず秋の日暮れに驚きぞする
4
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鍬乃呑
酒も飲まず年を越そうと蕎麦をでも手繰るも先はまだ長い夜
2
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恣翁
帰らむと言へるを 歳の此処に暮れ 老漢何時か 君に添はれむ
18
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のんぼう
来年も その次もまたその次も どうぞよろしくお願いします
8
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詠み人知らず
落ちてゆく 年の果つる陽 背に浴びて 思い悩むは 今宵の肴
17
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芳立
またひとつ年を納むる桜樹のみな葉を捨ててただ立てるかな
13
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紫草
刻まれて隠し持ったる情熱をここぞと見せる朱鷹の爪
14
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詠み人知らず
羨まず妬まず僻まず嫉まずにさふいう人にいつかなりたい
28
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うさぎ
一瞬を永遠に切り取ってしまうだから写真が好き でも 嫌い
6
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葵の助
来年をゴミ置き場で待ちわびながら雨に萎れるダンボール束
4
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夏恋
子のことで詫びる時さえ逃げるのに会社の泥を被るわけなかろ
5
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知久
「克服」がいつしかテーマになつていたそのためだけの生じゃないのに
6
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いちにのパッパ
転んだら痛くても痛くなくても二歳はパパを呼びます「いたい!」
1
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河のほとり
ほのかなる光見ゆるはなかなかに月にかかれる雲のしづけさ
9
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もなca
冷えこみの厳しい年の瀬「水仙が咲かないのよ」と母がつぶやく
13
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麻倉ゆえ
寒い午後うとうとしつつ三十分 長く感じた布団の熱気
4
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麻倉ゆえ
「お前もか」言いたくなって飲み込んで「楽しそうだね」言おうとしてみる
3
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うさぎ
右側にあなたが座り笑ってる 夢の中で夢だと分かった
10
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もなca
やわらかな想いはあふれ 春色の紅ささずとも染まる横顔
81
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浅草大将
年をこそこさめの夜もさむしろに何あらたまの春ぞ近かる
10
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