あまおうのお気に入りの歌一覧
佐藤晴
恋路とは二組の手のぬくもりの違いを知るただそれだけのこと
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詠み人知らず
旦那様失業中と笑いつつ母子は健気に前を見つめる
6
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詠み人知らず
密やかに他人(ひと)の不幸を願うたび ぼくの命が痩せ細ってく
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もなca
部屋中を甘い香りで満たしたるジャム用とされた苺のプライド
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たそがれ
もしいつか 再び会えたその時は こんにちはじゃなく ただいまがいい
3
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詠み人知らず
きらきらと輝く日々が自転車を漕ぐ足取りを軽やかにする
4
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りも
暑い夜なのに心は凍えてる悶えるほどの熱さが欲しい
2
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るるぶる
首すじのふわりとすずし振り向けば夏椿の落花のま白き
7
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詠み人知らず
物差しがなくても距離は簡単に測れてしまう口調一つで
9
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七霞
笑えないところがかえって可笑しくて笑ってしまう君の冗談
5
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河のほとり
夢をだに頼みしものを臥せばかつ明けたる夏の夜のみじかさ
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桜園
ヨーグルトに添えて爽やかな味のするラズベリー摘む朝なあさなに
7
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しづく
黒髪の流れをそっと辿る指天使の羽がひかりにとける
5
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しづく
てのひらを合わせてふたり微笑んだぎゅっと握れば色づく世界
5
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笑能子
伝播する気分は理由にあらずしてただの冷たい事実がそこに
1
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更紗
気が付けば君との日々は遠くなりまた新しい朝を迎える
5
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詠み人知らず
うたたねの夢とききしか霞立つやまとことのは深山木のこゑ
9
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桜園
梅雨晴れに空に現る太陽を囲む光輪ゆくりなく見つ
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桜園
鈍色にきらめく何かをくわえつつ鷺とびたてり梅雨空の中
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佐藤晴
掻き抱くコピー用紙のぬくもりに生まれの熱を学ぶ残業
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