詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
滝川昌之
鶯は上手くなったと惜別の独唱に乗り薫風が逝く
25
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へし切
六月の空は曇れどさわやかに衣かへたり夏は来にけり
22
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コタロー
青空の大きな景に靴紐を直せば小さき花の咲きけり
11
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煩悩
見た夢をベッドで語り合う時はいつもふたりは白蛇のよう
7
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コタロー
降る雨に薄紫の紫陽花はでんでん蟲を乘せて繪葉書
4
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聴雨
雨間の風がページを捲るやうに花時終ふるくちなしの花
11
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千映
薔薇の花数個今年もお隣に顔を向けてる「お元気ですか」
13
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コタロー
屋根のない生き物たちは入梅を凌げる場所を濡れつつ探す
6
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横井 信
路地裏のほどろにのこる水跡を見下ろす先を横切るツバメ
12
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聴雨
暮れなづむ床間に闇のおとづれて行灯に灯を供す指さき
9
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聴雨
夜咄のへやに灯りは供されて足元の灯にいざなはれゆく
8
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聴雨
宵待ちの小間に焔影のゆるるころ蛍火一つ何処より訪ふ
15
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横井 信
夏草に覆われてゆく古民家にびわの木ひとつ 雨に鮮やか
18
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コタロー
雨音が強くなりゆく獨り部屋ボリューム上げてロックを流す
9
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藍子
ニュースより先に教える梅雨入りを歌声高らかカエルの合唱
17
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恣翁
露含む菖蒲の背に 雨上がり 碧く寝そべる東山かな
20
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KEN
久方の洋を見つめし朱の薔薇のひとよの露を包み峰風
10
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滝川昌之
近くまで来ているはずと見上げれば最前線に六月の雲
20
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へし切
世の中にすまじきものは宮仕え記憶も記録もこころの外に
18
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煩悩
豊穣を高く高くと祈願して梅雨空へと空砲を撃つ
7
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