KENのお気に入りの歌一覧
滝川昌之
明け遅く日脚が少し伸びる頃 探梅兼ねて辿る家路よ
13
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うすべに
しんしんと枯れ木の森に花もよう 川の音だけ聞く赤い橋
9
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横井 信
夕焼けの空にのぼった月影に仕事を終えた重機は眠る
13
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うすべに
かざはなに髪ふり乱す枯れすすき せめて陽ざしを秋の日の夢
8
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茂作
破れ衣纏ひ疎らに殘されて 冬ざれの畑耐へる白菜
16
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滝川昌之
保線夫が仕上げ具合を見下げればレールに映える明け方の月
25
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Proverbe
一日にしては成らずや先づは隗 塵も積もれば山となるなり
12
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紫草
来る春を慎み深く待ち受けてほつりほつりとひらく白梅
15
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ななかまど
いつしらに話題は尽きて珈琲のうつわの底のいびつな四国
10
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へし切
この地球に寄り添ふごとく彼方より 冴え冴えしくは冬の満月
15
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横井 信
また雪のそっと降り出す日の出前駅の灯りに香る珈琲
12
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灰色猫
いつの日かふたつの月が高光る新たな土地で月を詠もうね
6
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灰色猫
悠々と白い鯨が天伝い虹を降らせるそんな日が来る
6
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灰色猫
天の原ふりさけみれば終わりなき時を旅する彗星がゆく
8
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灰色猫
美しく一羽で天を矢のように飛ぶ雁の名はジョナサンだろう
12
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うすべに
インフルのうるんだ瞳で見たテレビ 倒れた道路に熱も忘れる
9
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ななかまど
雲低く雪まじる風吹きたればふさぎの虫がわが裡に鳴く
12
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横井 信
また今日も無事に過ぎてく一日を信じて歩く海辺の小径
13
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灰色猫
楽園が凪の向こうにあるはずです祖先がここを目指したように
9
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へし切
災害は年年歳歳ひどくなり まだまだ知られぬ自然の脅威
12
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