村上 喬のお気に入りの歌一覧
夏緒
子どもらの帰りを待てば砂場からアンモナイトのさみしい記憶
11
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夏緒
空いろのゼリー掬えばたちまちに透明になる とてもさみしい
8
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凜
憧れのあなたが側にいなくてもいつか近くに札飛ばしたい
7
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凜
日本史を教えぬ未来を思うのを心残りにしたくないから
6
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只野ハル
食べただけ身体が元気になるんだよ口癖だった母よ食べてよ
13
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律
わかり合うことよりずっと、むずかしい 分かり合えないことを知ること
4
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律
今はまだ 想いは青く透きとおるプールの底に眠る告白
11
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律
願わくは 星を数える指先のやさしさのまま 触れてほしい
18
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律
教室は白霜の窓に閉ざされて 静かな森のような5時限
43
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みなま
哀しみは独りの部屋に住んでいてとびらを閉じた吾を迎える
12
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inosann
客宅で「薬屋さんだ」と叫びし幼が「ふうせん」と笑顔を向ける
11
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みなま
雲の間に時折のぞく半月にさわぐこころを見透かされつつ
8
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スミレ
うとうととあなたに逢いたい気持ちだけ起きて返事をする六時半
11
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住川幸
見上げれば終わる世界の流星が聖樹を飾り柚子湯に落ちる
8
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住川幸
俯けば巡る季節の意味無意味勝手に過ぎろ窓の向こうで
3
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住川幸
光なき車窓に銀河を重ね見て遠くへ連れて行ってと思う
24
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しゃか
深海のダイオウイカよ生きるとは何かをそっと教えておくれ
7
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しゃか
おじさまが笑顔で抹茶ラテを飲む日本の未来はきっと明るい
7
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芳立
一寸の虫にも五分のたましひと思ひもせずに叩くごきぶり
10
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夏恋
わたしらはサイズの合わぬ靴みたい無理を重ねて痛めた踵
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