夢士のお気に入りの歌一覧
西村 由佳里
まどろみをできないままに見上げればちかちか光る白雲の空
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浅草大将
あひ見てのあまきの夢の夢ならで現なりしはいつの一夜に
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愚と楽
半袖の 通勤中に橋の下 水面きらきら かるがもの親子
14
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もなca
ごみ置き場にまだあたらしき古語辞典 乞われるように持ちかえり来ぬ
25
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千映
母御帰還ディサービスの出来事を面白可笑しく勢い話す
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まぽりん
扇もて灯影に舞ひし御簾のうちの少女ゆかしき夏の夜の夢
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Chico
日だまりの車椅子にてうたた寝の そっとそのはは そっとそのまま
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へし切
占いを信ずる程の無き余生 なれど「吉」と出 こころが踊る
23
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へし切
月影の差し入る夏の静もる夜山月見れば故郷偲ばる
23
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潮月繁樹
満開の筑波の山の三日月に寄り添う猫の麗しきかな
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千映
アルバムを食い入るように見る母の過去はばっちり覚えている脳
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速魚
群青の空の鋭い三日月が精霊たちを呼び起こす頃
15
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コーヤ
夏風がそっと教えた木陰にはシュウカイドウがうつむいて咲く
14
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詠み人知らず
手のひらで昭和の文字が並びたり十円玉でおつりをもらう
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秋日好
夏至近し九時まで明るい庭表宙ぶらりんの夢の後先
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詠み人知らず
寂しさと哀しみだけを幾重にも重ねて散らす花占いよ
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恣翁
歌声を発し 干したる斗の酒の 朽ち木折るがに心を洗ふ
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もなca
花の数をはるかにしのぐ人の数 身動きとれぬ紫陽花の寺
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詠み人知らず
ほととぎす声は高津の宮跡に告げよなにはの昔語りを
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咲草
我が庭の紫陽花白く咲きたるは移ろふ眞似も出來ぬが故か
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