ほの香のお気に入りの歌一覧
恣翁
朔風の強く吹ければ 泥濘に残る足跡 漣立てり
19
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詠み人知らず
退化して僕が小さくなったなら 母はもいちど歩けるだろか
16
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日向猫
心から 点 点 点 を取り去ればただの曲がったたよりない線
24
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詠み人知らず
君の歌読みかへしつつアロマのごと胸にすひこむ就眠儀式
5
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みなま
夫の夢なぞりし吾子の歌を聞き合格ですか?と骨にたずねつ
8
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朝がお
洗濯に掃除と食事 逆旅の道行く主婦は神に等しく
5
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朝がお
洗濯に掃除と食事 逆旅のなき道主婦は神に等しく
3
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詠み人知らず
乗り物で眠る図太い神経を だれか譲って下さいません?
11
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吉奴十三世
なべて世の憂きことすべて戲れ歌で 詠い飛ばさむ笑ひ飛ばさむ
7
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詠み人知らず
ひいらぎの葉は寒そうで痛そうで 辛い記憶を蘇らせる
13
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詠み人知らず
喜びも悲しみもみな包みおる瑠璃のセーターほどくも悲し
13
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午
あたらしいスカートばかりのクロゼットうしろでに閉づ夫の帰還
5
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みなま
腐る果実まじれば傷みがうつるよう お疲れですか?アロマはいかが?
8
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恣翁
掌の上の燃えたる小宇宙 木洩れ日の はや消えかかりたり
20
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日向猫
表現と暴言がどう違うのか確認する気も失せる脱力
20
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へし切
楽しきも哀しきことも移ろひて時はゆるりと流るる一生
11
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へし切
湧き出ずる音色をかなで歌を詠む感じるままに聞こえるままに
14
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横雲
ショール脱ぐ背に縣かけし手を驚きぬ振り向むく宵や灯の温もれる
5
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洩矢転石
もう一度ぼくのために笑ってよ嘘でもいいし哀れみでもいい
10
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inosann
へそまげる吾をきづかい玄関に送り迎える これ愛と呼ぶ
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