詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
横井 信
つかの間の梅雨の晴れ間に傘持って出かける子らの夏服の朝
12
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横井 信
ゆっくりと一歩一歩を大切に踏みしめてゆく土のぬくもり
30
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夢士
雨音の時に激しく梅雨の雷咆哮ひとつ一陣の風
19
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詠み人知らず
靄がかる頭で海を思い出す警笛鳴る夜の灯台オバケ
7
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詠み人知らず
緩衝の為に二重にされていた段ボール板に描くボコボコ
9
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半格斎
家の辺に新参者の山羊来たり 声ふるわせり春の夕暮れ
9
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KEN
うたかたの命を絞る璢璃の蝶その羽を包む花も儚く
17
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へし切
ほととぎす来鳴く宵居に照る月の影もほのかに浮かぶ顔
22
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灰色猫
朝焼けに背中を押され歩みだすこれから何が成せるだろうか
32
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滝川昌之
正妻と成れず待つ身の置き傘も雨期にはちょっとウキウキがある
24
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恣翁
君の居ぬ今宵の蚊遣り 取り分けて 眼に 煙泌みにけるかも
23
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煩悩
天体も肉体も最終形態は灰である事実を肯定する太陽フレア
8
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聴雨
東雲の窓辺に置きし梅ビンのこほり砂糖のしづく光りて
13
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石川順一
えびかつを昼餉に食べる旅路かな紫陽花祭は盛況である
12
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石川順一
旅戻り左の肩甲骨辺り忍び込まれた鈍き痛みよ
16
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千映
赤茶色石州瓦の眩しさが高速走るバスにも届く
14
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横井 信
暖かなお湯の浮力に包まれてゆっくり溶けるこころの氷
19
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横井 信
道示し父の背中は柔らかく静かに本を手渡してゆく
15
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北窓
この先に泣かぬ七日が増えてゆくだらうと気づく墓参の午後に
11
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詠み人知らず
ネタ切れる頃がバトンもパスし時 リタイアとデビュ裏と表
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