ほの香のお気に入りの歌一覧
五穀米
眠らんと飲みし薬は三錠で三十分の自我のたゆたい
10
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みなま
一度目に退院したのは去年の今日この次はいつ戻るだろうか
14
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詠み人知らず
夕食の皿洗ひ終へエプロンの袖濡れたままたふれたまひき
8
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南美帆
新しい手帳に予定記しつつ君の印を考えている
7
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万野
旅プラン 袋をかぶって 叔母は逝く 片付いた部屋 サボテンの花
7
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小林道憲
今年また命ありけり 年の瀬の大つごもりのこころ急くなか
21
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午
キンガシンネンつつしンデなにひとつ自分はいない祝辞のインク
3
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朝がお
ありがとう今年最後の泳ぐ日に水とうらうら午になるまで
8
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ふきのとう
なつかしき友の顔をうかべては添え書きつけて賀状かき終へる
13
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佐竹扇
対となり飛び舞ふ鳥や冬の町響く声音は恋の唄かな
5
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inosann
ことわざの七つも光は持たずともなんとかなれた親ばか子ばか
14
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朝がお
華しき傾国の君偲ばれし真仮名の海に言の実探す
5
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みなま
手順ふみツリー片付けおる午後に夫の気配に不意に顔あげる
8
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へし切
気が付けば人に生かされこの身在る敬ひ添へば他人も和める
12
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みなま
長閑なるハーブの故郷プロヴァンス捲るめく恋の糧となるとは
9
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みやこうまし
ウオーキング我を追い越しゆく人の年を気にしつ歩幅ひろげぬ
18
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詠み人知らず
やさしげに笑む人形の我を見る面差しいつか母に似るなり
9
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朝がお
イルミの灯通る子らの笑む声に片づけがたくしばし友となれ
5
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みやこうまし
血に染みし志士が遺恨や御所苑のあちらこちらに紅き山茶花
18
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らてん
ほころびを 幾重に思ひ返しては 手遅れなほど 事実絡まる
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