村上 喬のお気に入りの歌一覧
浅草大将
のぼりつつ仰げばとほくなが崎の坂の果てなる空の青さよ
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7
「海が見えるところがいい」というきみのためにラピスラズリを砕く
6
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7
クリームに苺を乗せる要領でやさしいうそがつけるいきもの
20
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ichiei
じゆうちょうにじゆうでないものばかり閉じ込めてみるたとえばつばめ
3
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inosann
客先でもらいし冷たき缶コーヒーあてる額に蝉時雨降る
13
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詩月恵
唇をなぞれば君と同じ音同じ温度の二人になるの
3
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遠井 海
久々に汗の噴き出す猛暑日のこのTシャツの錆臭きこと
6
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日向猫
おのおのの実生活や妄想を垣間見読めるうたのわ図鑑
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inosann
あと何年こうしておれるだろうかと 曲がりかげんの妻の背視野に
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芳立
いたづらになが良の川をくだりきて匠も飼はぬうの身なりけり
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詠み人知らず
文庫本 尻ポケットに詰め込んで 涼を求めて 図書館通い
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銀ねず
融解を続ける肢体つやつやと夏がわたしの中へ沁みこむ
3
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ふきのとう
我が家には自慢するものなけれども家族のぬくもり それだけでいい
13
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由良
ユトリロが壁の白さに塗り込めたナイフの熱さを君に知らされ
3
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由良
座る人の無きイスのつぶやきを照らし出してる窓辺の日射し
6
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詠み人知らず
褐色の 夜の紫陽花 母の家一人で切ない 長い一日
2
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紫草
親指のつけ根にうっすら透けて見ゆ紫の血管どくどくと鳴る
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たにぐち
ひこうきを飛ばして君のいるそらへ届けば僕とキスをしようか
2
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詠み人知らず
ふるさとを 離れ綿毛に なったひと 根を張る場所を 吾に尋ねる
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麻倉ゆえ
無人駅 ボットン便所 すぐ田んぼ 笑っていいけど馬鹿にはするな
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