ラベンダーのお気に入りの歌一覧
恣翁
教室の硝子戸鳴らし 栗の葉も揺らして 風の青白きかな
19
もっと見る
吉野 鮎
雨あがる朝を鶺鴒小鳴きして憂きことどもをしばし忘れむ
26
もっと見る
林林
ひと呼吸おいて「どうされましたか」と電話口から伝わる温み
26
もっと見る
秋日好
水面に顔を出したら雨が落つ蛙は見事な気象予報士
23
もっと見る
石川順一
朝方の曇り空かな今は雨マメアサガオや露草を見る
21
もっと見る
inosann
朝夕の過ごしやすさに推しはかる秋のふかまり冬のおとずれ
22
もっと見る
灰色猫
叶うならお前も秋を鳴きたかろう絶えゆく星の如きほたるや
24
もっと見る
ふじこ
目に見えず触れることすら出来ぬもの 想いも風もここに在るのに
19
もっと見る
藍涼
雨風の 轟音響ゐた 昨夜とは 思はぬほどの よい天気なり
13
もっと見る
藍涼
濃い色の 近所の柿の実 実ったら 色づく紅葉の 散りゆく季節
17
もっと見る
千映
「ごめんね」と心でいうて切り刻む母と吾のシャツ油拭きにす
13
もっと見る
千映
台風の過ぎ去りしあとそちこちの部屋風通し青空も入れ
15
もっと見る
詠み人知らず
選択し進んだ道が生きた道納得出来ず掘り返す愚痴
6
もっと見る
新座の迷い人
帰宅して 階段見れば アブラ蝉 今にも絶えるか 動かずにおり
10
もっと見る
詠み人知らず
大切に護る人居て護られて心で掴む彼の人の袖
9
もっと見る
詠み人知らず
敵味方色分けしては許せずに生き辛くする眠れぬ理由
8
もっと見る
赤石仙人
知らぬ間に茎の伸びたる彼岸花台風(あらし)の後に花を開かむ
8
もっと見る
大上
競り負けも未來の血となり肉となり凱歌奏する采となるらむ
6
もっと見る
大上
薙ぎ狂ひ外に荒ぶる轟風も次の朝には澄みし秋晴れ
11
もっと見る
荒野のペンギン
「ススキがねダンスしてるよお母さん」そんな息子も今では三十路
11
もっと見る
[1]
<<
102
|
103
|
104
|
105
|
106
|
107
|
108
|
109
|
110
|
111
|
112
>>
[208]