KENのお気に入りの歌一覧
うすべに
春風に光の砂をちりばめて 芽吹きをさそう池のさざなみ
10
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恣翁
常よりも キエフの春は遠くとも 雪消の雨ぞ きっと降るべき
15
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へし切
国追われ 悲しみ深き渡り鳥 ツグミは口を閉ざして泣かぬ
12
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ななかまど
冬耐えて顔を出したる啓蟄の虫にそれぞれ春の青空
11
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さいおん
春菜採 手折而将逢 念而 所見知毛 逢事勿國
3
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ながさき
幸せを 招く花とふ 福寿草 ウクライナにも 平和の春を
11
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時計台
人の世の玄冬にありて早緑の新芽の息吹ぞうらやましけれ
8
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茂作
ほのぼのと春の光に包まれて 常世の國を往き來ふ翁
15
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滝川昌之
机、椅子、卒業生の影を拭き 新入生へと空ける教室
16
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横井 信
堤防のコンクリートの割れ目から春の雨待つ小さな土筆
13
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ななかまど
雨だれの落ちるを見つつ砲弾の中逃げまどう母子思えり
13
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へし切
道の辺に 河津桜が咲いている 暗いニュースも 暫し和める
10
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時計台
あんさんは ポリはんかとの いぶかしき 目にて見られし 我を忘れず
7
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茂作
春の陽にそら豆の花咲き揃ひ 友と紛へて蝶らが遊ぶ
13
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滝川昌之
春光にかざしてみれば癒えているひび割れ痕の指先痒し
15
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横井 信
動き出すうなりをあげるモーターにレールが揺れて春めくひかり
9
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恣翁
春立ちてわづかに二旬 水色の和げる閑 菜花と欣ぶ
14
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横井 信
まだ寒い弥生の風に咲く梅の揺れる陽射しの誘うまどろみ
11
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茂作
あの時のホンの少しの意地惡が 君を遠くに遣つてしまつた
13
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へし切
春されば野辺の土くれ 躍り跳ね 風はやさしくワルツを奏で
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