秋日好のお気に入りの歌一覧
紫草
一匹の蟲を飼って育ておりわれの脳内右の耳寄り
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紫草
甘露煮の栗をふふめば懐かしき祖母の懐山口なまり
14
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紫草
倦怠は任務完了の翌日の静かな午後に降り積もるもの
23
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麻
あかつきの別れしのびて山肌になごりの雪の衣かさねむ
20
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麻
咲きもせで散る夢ばかり見ゆれどもかくも拙く散る花やはある
21
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麻
春風にゆらりみだるるかずら橋 君にひかれてともに渡りぬ
26
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コーヤ
春は名のみ暗き雲より降る氷雨笑みもかじかみ白梅は哭く
21
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コーヤ
色っぽく舞妓姿を想わせる紅きべにさす白梅の笑み
20
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コーヤ
野辺の春見つけて歩く散歩みち心癒しぬ沈丁花咲く
18
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コーヤ
沈丁花笑みより漂う甘き香は風に舞い乗り春を告げゆく
21
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只野ハル
偶発の債務隠せば必然の露見ありとは思わぬものか
15
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只野ハル
振り返り下手は下手なり七千首ペース落ちれど八千目指す
22
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只野ハル
零時過ぎルビの脱字に気付きては笑うしかなし嗤うし哀し
16
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詠み人知らず
一弐参で拍手の数の始まりて三歳を過ぎて五桁となりぬ
19
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林林
庭の梅咲いてきたよと少年は母を呼び寄せ駆け回りをり
24
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矢車菊
原点に戻ればいいというけれどどこが始まりだったのだろう
32
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夢士
早きものうたのわに入り二度の春頂く拍手五桁となりぬ
20
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へし切
降るときを忘れて春のなごり雪 野辺の緑をやさしくつつむ
29
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月虹
門扉より顔を出したる薄紅の小梅はしばし風に驚く
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南美帆
丁寧に書き順数え同じ字を綴る娘は祈りにも似て
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