文麿のお気に入りの歌一覧
あやぽ
飴色の傘さしゆけば立春の雨柔らかく足にまとわる
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詠み人知らず
恵方巻き「南南東よ」と伝えたら 「このままいける」と主人はがぶり
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紫草
ふるふると降り注ぎたる春の陽の光の粒子の密度の濃いさ
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遠井 海
節分に定番面で乗り込んで来た恵方巻き 君は何者?
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もなca
「きさらぎ」の響きが好きと言うきみとたどる川辺の水面きらめく
36
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桜園
丁寧に診察したる女医さんをいい先生と姑は喜ぶ
19
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桜園
むつかしき学問けふから始めたるとある免許をとるためなれど
17
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市川春水
たのしさの後のせつなさ古もこころつらぬく「かなしさ」ならん
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市川春水
屠殺場の牛がひとみはむらさきにうるみて春の空を仰げり
18
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紫草
冬枯れて干し草のごとき紫陽花に新芽尖りて早緑のぞく
18
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みなま
土曜日に退院出来ると言ったじゃない予見の文字を持たぬ主治医め!
8
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みなま
夫一人 うちに戻ってきただけで満ち足りた窓 充ちたりた椅子
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もなca
風の香を胸いっぱいに吸いたくて空を仰げばくちづけが降る
17
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桜園
朝まだき凍てつく窓を湯でとかし姑を連れゆく大病院へ
21
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桜園
車窓から蝋梅咲くをみつけては喜ぶ姑の癒えるを祈る
28
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あまおう
南南東向いたつもりの恵方巻ちょいとずらしてきみのいる方
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麻倉ゆえ
どうしても涙が出ない悲しみに目薬さして泣いた気になる
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もなca
本当の気持ちは口に出せぬまま君を見上げて揺れるだけの花
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市川春水
風に揺れてる菜の花は繊細なあのひとの横顔に似ている
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市川春水
しあわせの色にそまりし菜の花をわたるこの風いのちつらぬく
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