夢士のお気に入りの歌一覧
灰色猫
空き缶を 蹴とばしながら 帰る道 蹴っていたのは 自分の孤独
47
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林林
友からのかなしき知らせに言葉無くただ側にいて肩を抱きつつ
18
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矢車菊
思ひ出を取り出すやうにまた重き辞書からひとつ言葉拾ひぬ
20
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只野ハル
晩秋の時雨の中を濡れて行く日暮れの小径行く宛知らず
18
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西村 由佳里
少しだけここで見させて学校の隅に敷かれた銀杏の絨毯
8
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千映
雪深い寺の庭では懐かしい縄が活躍木々に優しく
10
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詠み人知らず
君想い利休鼠の雨の降る街の花屋で求めしシクラメン
19
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本能寺
澄んだ空 おうオリオンか久しぶり ようやく上を向けたみたいだ
20
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野々花
月明かり眩しき夜は窓辺にて木々の影絵を暫し楽しむ
17
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美津村
荷台よりはみ出す砲身に覆ひして演習帰りのトラック続く
4
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美津村
出漁船に白米を撒き祈りたる後も佇み見送る媼
6
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美津村
朝光の差し入る浜小屋積まれたる網に三和土に鱗のひかる
8
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へし切
すぎ来にしむそじの春の夢のあと めぐる思い出 恋ひそめしころ
25
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まぽりん
木の実にも時雨ふるらむ育みし柞の森のかれぬる秋は
37
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コーヤ
美しき友禅菊が散り降りて紫輝くじゅうたん広ぐ
14
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コーヤ
小春日に香りが誘う秋の午後秋明菊が庭を明らむ
15
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千映
寺の庭小振りの絵馬のつらさがる強風あたりカラカラと鳴る
9
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林林
花梨の實 銀杏に切りて十重二十重砂糖と祕密の戀をしてゐる
16
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たけくらべ
もみぢ葉の散りゆく秋を慈しみ鳥居に潮の滿つる宮島
7
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たけくらべ
初めての花かんざしも凛としてけふ悠然の舞妓なりせば
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