KENのお気に入りの歌一覧
滝川昌之
ツツジ咲く頃には会える子の帰省かなわず過ぎてまた躑躅咲く
11
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ななかまど
妻と喰う苺くち中いっぱいに酸味甘味が上手く爆ぜおり
9
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時計台
花散りて心かなしも八重咲きの乙女椿にふと魅入りをり
9
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へし切
惨殺も在りはしないと 露国では噓は 如何やら自由なるらし
8
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茂作
下手もあり藪鶯の鳴き淀み そろそろ歸る旅寢の支度
13
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滝川昌之
藤の花 棚に群れずに枝垂れれば零れる滝の飛沫のごとく
11
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横井 信
ゆるやかな午後の陽射しに揺れながらはらりと落ちる初夏のゆずり葉
13
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へし切
アスファルト舗装の隅の すみれ草 けなげに咲きぬ 小さき命
12
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茂作
禪室に枝を運べば華やぎて 佛生まるる今日の集まり
11
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横井 信
若鳥がさえずりながら越えてゆく川のみぎわの揺れる花びら
9
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滝川昌之
マカリウにハチ公ごとき秋田犬 逝った主人を焼け跡に待つ
11
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ななかまど
心地よき住まいなるかな指入れて土にまっすぐ植える山芋
10
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時計台
散歩する我の肩にもひとひらの名残りの桜また逢ひ見むと
11
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艸介
春に酔ひ引つぱり出したタンブラーに 昨日と同じ珈琲の味
9
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うすべに
初夏かおる 閉じるまぶたに散りかかる春のなごりを惜しむうすべに
5
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横井 信
葉桜に変わる街並み夏だねと風にはためく半袖のシャツ
12
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ななかまど
無惨にも破壊されたる街並みを見つめる人の背が包み泣く
14
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ながさき
「嘘を云ふ」 そのこと自體 戰略と 平氣で語る ロシア恐ろし
10
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へし切
春の野に 蝶は自由に空を舞ふ 人は境をつくり争ふ
14
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茂作
はしやぐ聲諫める聲が聞こえてる 湯氣の向かうの裸の親子
13
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