詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
夢士
目に入りて雨風静かつかの間の隙を逃さず庭木見まわる
16
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詠み人知らず
一日中降る雨しのぐ颱風裡ぬけて靜けき空仰ぎたり
15
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横井 信
ゆっくりと今日は一日三百歩 窓の外には風がざわめく
14
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うすべに
野分け行く 揺れる柳の乱れ髪 雨にけむった東ながめる
7
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ななかまど
どのようなルールがあるか知らずともこころ踊らす十五の勇士
11
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滝川昌之
嵐夜はお櫃を空けて塩むすび凛々しき亡母しのび噛みしむ
19
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滝川昌之
縦横に字幕途切れぬテレビから台風一過の爪痕を読む
20
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滝川昌之
スナップの効いたボールが伸びるよに捻りがいいと良い歌になる
20
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詠み人知らず
十三夜なれど野分まへなる曇天の暮れて刈田に細りゆく蟲の音
15
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翠燕
澄み渡り 雲一つなき 青空の 晴れゆく心 富士の山見て
12
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灰色猫
本としてあなたの指を待ってます眠ることなく夜の車庫にて
19
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横井 信
秋枯れの木陰に集う蝶二匹 帰りは雨の厚い曇天
15
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可不可
身がはりか ダッシュボードに隠れてた 彼女のサインかすれる文庫本
9
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吉野 鮎
いましばし汝とつなぐ手のぬくもりにあまやかを眠る時雨る秋の夜
16
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KEN
綴れ刺せ 思ひの裏の 綴れ刺せ 雨垂れの奧 こおろぎの聲
14
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夢士
主のなき月見飾りの尾花揺れ野分の前の雨音を聞く
15
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恣翁
風吹きて 跫音消すに 世を拗ねし成れの果てなる心地こそすれ
12
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灰色猫
五秒間たった五秒でアフリカの子供がひとり今も絶えゆく
16
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ななかまど
誘うかに街灯ともる遠き橋そ遠になりし同窓の友
12
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滝川昌之
キュッキュッと湯垢落としたバスタブを確かめながら待つ子の帰省
18
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