うたの一覧 (カテゴリー：自然 並び替え：新着順)
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へし切
うつせみに咲くやこの花あだなるを散るを惜しまぬ咲くやこの花
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滝川昌之
白無垢とカクテルドレスの木蓮に風が優しい春の宴です
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ななかまど
たばこ屋の角を曲がりて春の風柳の糸をポニーテールに
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詠み人知らず
現世に叶わぬことも多かれど花咲くいまの香気いつくし
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幸子
ドウダンに数多の小さき芽の出でてはや満天に光るかに見ゆ
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コタロー
農耕の隅に咲きたる草花は小さきままに空を見上げる
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コタロー
公園のフェンスの上に雀居てキョロキョロ遊具眺めてをりぬ
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コタロー
水鳥が憩ふ池あり我見れば羽ばたきながら逃げる水音
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コタロー
大楠が祀られてゐる公園の隅を占めたるタンポポの群れ
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詠み人知らず
雪野まふ黒き蝶とは喪はれ影のみ尚も探る隠れ処
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行中納言中将知師
野の若菜芽だに出でぬる春なれど さくらぎに問ふなぜ待たすとぞ
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び わ
風つよし草木もゆれてせわしなししかし暖かしもやけ治り
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芳立
くれなゐの現し心も咲き初めの色ひと枝に乱れこそすれ
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石川順一
土筆ある犬ふぐりある仏の座梅は散ったが黄水仙あり
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石川順一
神社には椿の花がまだあって土に落ちれば空に祈れり
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夢士
春めくや魚群れ出でむ川の面子らも集まりパンくず与ふ
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葱りんと
本日より 春です宣言 野暮ったく 感じたダウンに ありがと労い
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恣翁
ズック靴干せる背戸なる杏花より 長閑けき春や 溢れ出づらむ
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葱りんと
アスファルト 雪が融けてく 陽の匂い 花の香まだかな 尻尾振り待つ
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幸子
青き堀にかかる桜を見る舟のひるがえる櫂まぶしき白よ
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