うたの一覧 (カテゴリー：自然 並び替え：新着順)
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石川順一
つばくらめ公園の木々飛び渡る躑躅も殆ど散ってしまった
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ななかまど
田の畦に立てば涼しい風の道白銀色に早苗なでゆく
6
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コタロー
朝日浴び池の水面に大量の魚の渦がくるくる廻る
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コタロー
澄み渡る五月の空は誰のもの鳥は羽ばたき囀やめず
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び わ
えんどうの白き花ばな地をみつめしっかり実付け覚悟を決めて
7
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藍子
青空に流れる雲の速さ見て窓辺に佇む病院の中
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横井 信
蛙鳴き雨の続きし田の隅に田植え機ひとつ鋤持つふたり
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滝川昌之
雨の朝 続けば萎える通勤も 潤う青葉の艶を思えば
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恣翁
睡たげな五月空 時に薄目開け 夏らしき陽を惜しみ 洩らしつ
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つちだゆういち
雨あられ傘も無き故なすがまま雨と踊れば心潤い
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詠み人知らず
草花に如露する吾に如露する空 ときどき底ぬけては洪水
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桜田 武
公園に春陽浴び飛ぶ番のカラス巣の根元に仲良く餌探す
5
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び わ
小さくて白く塊り可憐なるこでまりの花ぴちぴち話し
6
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石川順一
葉から葉へテントウムシは飛翔するまだ曇り空雨はいまだし
14
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千映
除草剤お世話になろうと買い入れて散布ためらう地球にどうかな
9
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只野ハル
草を抜くまた草を抜く草を抜く腰がだんだん痛くなってく
9
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ことぶき
窓際で狂おしく咲く芍薬の 花瓶の水面に月がゆらめき
5
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ＫＥＮ
降る雨も落ちる涙も淡雪と荒れ野を包む加密列の群れ
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藍子
麦の秋風も静かに田を渡る車窓に映る長閑けき姿
12
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詠み人知らず
思い切り吹き抜けていく風を見てまだまだじくりと感傷あやす
7
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