うたの一覧 (カテゴリー：自然 並び替え：新着順)
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藍子
新しき今日と言う日の来ることを夕焼け空と約束をする
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吉野 鮎
菜月きて蟬の主役のかはるらし ほふしつくつく 遠近彼方此方
16
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石川順一
目の前の蚊に驚けばスイッチを再び押して緑のランプ
16
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へし切
やるやらぬ思い悩んで草むしり八月になほも炎天のそら
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詠み人知らず
最後まで長く友だちでいてくれた彼女の産んだ児の夏やすみ
13
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朔夜
夏色のあお空淡し白雲は秋の顏して西へたなびく
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夢士
夕焼空ジィジジィジと蝉の鳴く一人ひぐらしかな？カナカナと
17
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ひよこ豆
見上げれば飛行機雲が空を割けふわり広がりやがて溶け行く
19
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詠み人知らず
いい臭いの塩素のプールにしめられてぷっかり浮いて漂っていたい
11
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滝川昌之
カモメらは等間隔で沖を見る帰港始める漁船探して
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とはと
煙らせる男言葉が天に消え二の句産み出すお腹を摩り
6
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可不可
一粒だけピンポイントに照らされて 闇の真中うかぶ鬼灯
12
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朝野沙耶
百日紅南風に遊ばれ搖れ踊る薄紫の衣纏ひて
6
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び わ
雑草を引きぬく役目専念す根の先白く美しくみえ
11
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石川順一
眠られぬ夜に眠れる昼がある昼寝は夏の季語ではあるが
18
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詠み人知らず
闇空に幽けき星の光にも したたかに赤きマーズなるかな
19
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ＫＥＮ
ひぐらしのしぐれに紛れ身を削る老ゐた櫻木咲きあきらめず
17
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ひよこ豆
小風吹き枝を揺すぶる栗の木の葉上の青きイガも揺れ居り
17
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神田央子
雫音絶やさぬ軒の玉水に河鹿の聲の切れて沁みゆく
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可不可
空色の茶碗ひとつ伏せ生き物を飼ひ殺す神様の自由研究
9
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