うたの一覧 (カテゴリー：家族 並び替え：新着順)
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鹿男あほでよし
じいちゃんが死にそうな日になぜ俺はショートホープを吸っているのだ
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紫苑
自裁せし詩人はうたう「ふるえながら青く紫苑はくずれ折れる」
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螢子
夜を走る車窓より見る家々のほのかな灯りにあたたかさあり
3
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リンダ
四つ折りに畳まれた札握らされ玄関先で母が見送る
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リンダ
「おう、みいこ」手をあげ兄の第一声短髪髭面いつもながらの
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リンダ
お父さん働くことの意味なんか問わず働きただありがとう
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リンダ
電話ごししゃがれた声の「おめでとう」術後一年父の哀切
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リンダ
泣いたのはそう一度だけ涙すら落としてはだめ 吾子が崩れる
3
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赤橙黄緑
こぽこぽとロートにお湯が吸い込まれランプを消すのがわたしのしごと
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やすむ
ただ今は砦を越えて掌に桃のきもちを載せたいだけで
1
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さくら咲月
病床に つゐてなお求む 紫陽花を 愛でし指こそ 莖より細し
6
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東大寺
夕食に 招いた友の 笑顔には どこか淋しい 思いが見える
8
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詠み人知らず
まもるべきものの重さに耐えかねてたまに折れたくなる時がある
14
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リンダ
不機嫌な父の顔見て饒舌になりたる母の野球解説
3
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やすむ
魚屋に夕日を借りてあまりある思い出とりに家に帰ろう
2
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詠み人知らず
絶世の美女とは誰ぞまだ二歳うちの娘と胸を張る友
5
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さる
ゆすらうめ 夏近づくと 思ひ出す 紅色の実に 母の面影
4
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虫武一俊
妹がバッタの足を引きちぎるスクールゾーンの標識は青
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河内人
くるくると 回るよ回る 風車 お前の思い出 私の思い出
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東大寺
曇り空 ガラスの向こうの 世界には つかめなかった 幸せがある
7
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