うたの一覧 (カテゴリー：家族 並び替え：新着順)
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リンダ
遺影用と兄が撮りたる父母は母は穏やか父はカチコチ
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リンダ
白浜のさらさらこぼれる砂のうえ五十路迎えた兄と歩みぬ
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凍
槍へゆく父をジョークで送りだし 後ろ姿を二秒だけ見る
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さる
秋深し 亡き母恋し 無花果の 熟したるなり 採りたてを食む
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詠み人知らず
いつまでも刻んで欲しい膝上の鼓動感じる 小さく速く
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才野
ありふれた家庭の奇跡まもるため風よけの木に僕はなりたい
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虹雲
灯明に甘柿の肌紅くして過ぎ行く季節一日を祈る
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高地えりか
母親の鏡台に似た匂いとは、きみでなければ通じぬ喩え
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悠々
母泣カセ妻ヲ哭カセテ子ヲナカセ放蕩ノ吾、イッタイドコヘ？
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のびのび
オリジナルの合図を増やしてゆきましょう静かで温かな祖父母のように
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只野ハル
墓参り揃って行きて墓掃除花手向ければ秋風清し
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只野ハル
敬老の日なのに親の言動に心ざらつき俯いている
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たんぽぽすずめ。
二本だけ団子を墓に添え 母と「げん」を担いで一本もらふ
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まき
「しねばいい」そんな言葉をかかえこみ退院祝いのケーキを食べる
7
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詠み人知らず
伸ばさない もっと一緒にいたいから膝に寢た猫 我が痺れ足
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詠み人知らず
「ほっといてくれよ」の素振りをした後にこちらを見つめる僕に似た犬
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まるたまる
母はきっと喜んでくれるだろうと思って作るお萩と胡麻パン
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千紘
姑の通院の日の楽しみは二人で立ち寄る甘味処
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紫苑
連休もいつに変わらず病む猫の検体採りて獣医に向かう
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たんぽぽすずめ。
連休の初日に秋の風染みて鍋の具材に 映す父の背
5
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