うたの一覧 (カテゴリー：家族 並び替え：新着順)
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いつからか家から出なくなった父 酒と女とベビーシッター
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谷川めぐむ
ただでさえ扶養な家族だし せめて不要にだけはならないでいよう
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さる
幼児が紅葉のごとき手をひろげわれに求めしクッキー一つ
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たんぽぽすずめ。
灯油屋の月の砂漠で幸 背負う日々をラクダが泣いて奏でる
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詠み人知らず
家族いち早起き遅寝が当然と思っている奴いっぺん蹴りたい
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リンダ
イヤイヤの猫ぎゅっと抱きゴロゴロと喉が鳴るまで繰り返し抱く
3
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きりあ
お月様だ、花王石鹸。環は祖父の背中で月を指差した
4
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さる
君がため みをつくしても 捧げなむ ながの年月 育みし愛
4
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詠み人知らず
誕生日 もうめでたくはないけれど育てた人に 深く感謝す
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まき
竜太郎のうたを「なかなか良い」と言う祖父は八十五歳の半ば
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少納言バッテラ
悪即斬 浅葱の志士の 清き太刀 陰なる悪を 朱に染めるまで
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東大寺
庭の隅 香り立つかな 金木犀 祖母の植えたる 思い出の色
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紫苑
ちゃぶ台のへりに髭づら並びいて牽制し合いつつ夕餉待つ
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日向めぐみ
一輪のケイトウ寄り添う祖父の墓姿知らぬも優しげであり
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村木美月
大丈夫あなたの娘は強いからズルすることもちゃんと覚えた
14
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村木美月
救えないその手を離すこともなく救うつもりで握り返した
14
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リンダ
留守番の猫は怒ってソッポ向き呼んでも耳も伏せたまま無視
7
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リンダ
知らぬ間に抱き枕の代わりにと母に足のせ朝まで眠る
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リンダ
父母がホテルのロビーで疲れ果て並んで座るすがた微笑まし
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リンダ
遺影用と兄が撮りたる父母は母は穏やか父はカチコチ
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