うたの一覧 (カテゴリー：友達 並び替え：新着順)
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詠み人知らず
果てしなき藍の帳に耀へる星の聲ひとつ掌に掬び上ぐ
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詠み人知らず
わが和装姿や十九世紀ヂャポニスム 夢二など見ては吐息す
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幸子
友めがけ走り寄りたる夕暮れのつひ昨日にも昔にも思へ
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詠み人知らず
捨て殺めらるる間際のがれ来て 猶ひとの闇わけ持たむとや
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詠み人知らず
フルトヴェングラァ指揮「ドン・ヂョヴァンニ」観るうち 吉田秀和おもかげ浮ぶ
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千映
馬の合うあなたは瀬戸内住人で友の枠から互いに出ない
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詠み人知らず
新しい象形文字うかんで来て昼から一盃やりたくなります
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へし切
忘れてた 誕生日のこと 大切な命授かり 生かされてきた
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利己翔
後ろから虐殺みたいな音がして気持ち姿勢を正して歩く
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詠み人知らず
舞ひ踏る調べ変り遷れども若き血潮うづまき熄まず
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詠み人知らず
お返事が書けない病が進行しテレパスなどでうっすら送信
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ことぶき
始発駅 古き友より借りしまま 望郷の詩集ホームにて読む
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詠み人知らず
姑の 尤もなれど嫌味なる小言に 友の心中測りき
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詠み人知らず
瞳には嫉妬に狂ふ赤黒き焔映しつ表情消す君
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しろいたろしん
あの頃のヒョウもピューマもライオンも 同窓会で猫かぶりおり
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つちだゆういち
別れしも心通じて文交わすこれも一つの愛のカタチか
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詠み人知らず
独り寄る背の翳や一つ窓 よふけ見ひらくキュクロプスの眼
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詠み人知らず
己こそ勝手気儘に詠ずれど 他には持ち味揮ふを期せり
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ＫＥＮ
君抱う心の溜まりは知らずともせめて笹舟言の葉を乘せ
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詠み人知らず
膝抱きて闇に惑ふも澄みし音に続きて来べきしののめ待たむ
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