うたの一覧 (カテゴリー：家族 並び替え：新着順)
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ふきのとう
久方に娘と映画観に行けば楽しき時間は過ぎゆくままに
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逢
変わらずにいてくれますかと問いかけて「いいえ」を聞かずにふるさとを去る
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風橋 平
ひとつずつ家の灯を消すしずもりに寝息は満ちぬ 日を越えむとす
3
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只野ハル
血液の検査結果に異常なし伏せる日多い母と聞けども
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ふきのとう
「おばあちゃん、ここで見てて」と手をほどき離れ行く孫に戸惑いおぼえ
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詠み人知らず
路地裏で烟草喫いし娼婦を前に我が姉かと訊ねし少年
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hana
旦那様「ごめん、仕事が空かなくて」家族サービスセルフサービス
10
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ねずみ
蝋燭の生命の焔ふつと消すみまかうやうな闇がさみしい
6
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ねずみ
春風に ひかれてみるは 新玉の晦日雪した 金色の富士
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舞
幼くて記憶にも無き時の事老う母語る我が家の歴史
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緋色
野良猫にはない本能 ケージからミルクの匂い 隠れる子猫
5
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ベイジー
曇り空 白き天上 「穏」感じ静かに始まる今日の鐘の音
10
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恣翁
幼児の 足下洗ふ 細波に 笑み声洩るる 親子連れかな
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みみ松
膝痛む母を見し首痛む我老いは痛みと道連れと知る
5
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詠み人知らず
義母のため作りし財布の一針に健康祈る心をこめる
4
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みみ松
実をつけてカリン酒造る日まで皆無事であれと苗木植えし今日
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ねずみ
この世をば 修羅の國よ 歎く由ちにちるちり 我が罪業
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ねずみ
春の旭の あさき夢みる 一刻は身をさくおもひ 綿の花咲く
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緋色
母の日の乾し物越しのその影の扉を開く不良少年
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みみ松
映画みたい。光の点滅が交差する夜空親子で見上げてた
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