うたの一覧 (カテゴリー：自然 並び替え：新着順)
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うすべに
たそがれの琵琶の音嫋と晩い夏 紺のゆかたに夕顔の咲く
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詠み人知らず
雨上がり弱々しく鳴く法師蝉果て惜しむかに吾が胸を打つ
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コタロー
セセリチョウ羽根を閉ぢたる花の上蜜は吸はぬか再び飛びぬ
8
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コタロー
野に生えるエノコログサが風に搖れ野良猫たちを誘つてをりぬ
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コタロー
夕暮の畑に群れし赤とんぼドレミドレミと歌ふが如く
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ＫＥＮ
いざなみの 御陰にも似たり 會津峰の 火傷土に咲く をみなへしかな
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うすべに
黒い雲 秋呼ぶ雨にうなだれる 柳の夢は夏の白雲
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つゆふみ
肌寒くでも汗こもる皮膚の奥秋は来ぬまま夏でもなくて
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うすべに
夜のバス 雨のしずくがつたう窓 疲れた顔に涙を流す
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源 漫
ながめより乱れ飛ぶ蛾の身にうつをつれづれに見ゆ秋なほならん
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滝川昌之
湯上りにまだ着たくないそのシャツはすぐに胸元汗にじむシャツ
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詠み人知らず
曇天の日の庭先に鷄頭の赤鮮やかに明かりを誘ふ
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うすべに
すずかぜに虫の音の宵 夏惜しみ 灯りにまどい鳴く法師蝉
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源 漫
窓明り外に求むる蛾の影はせはしく跳ねんむら雨ぞふる
1
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詠み人知らず
八月尽時雨るる蝉の声遠く秋めく空に鰯雲ただよふ
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横井 信
大粒の荒ぶる雨に洗われた朝にあらわる黄金の稲穂
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うすべに
急ぎ足 灯りはじめる街あかり 人の恋しい雨の夕暮れ
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つばす
神様お願い日本に降る雨を アマゾン消火に回してあげて
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詠み人知らず
しめやかに秋雨を聽くひなりけり 早やらかに灯ともる路地の夕暮
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滝川昌之
黒蝶は昼なお暗き森の精 翳り纏いて陰わたりゆく
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