うたの一覧 (カテゴリー：自然 並び替え：新着順)
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コタロー
野良猫が北崎大池遊歩道てくてく歩き茂みに消える
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コタロー
噴水の下の水邊に鶺鴒が長き尾を振り水を飮みたる
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コタロー
木下闇起き上がらんと甲蟲起こしてやれど衰弱したる
4
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コタロー
星名池溢れんばかり蓮の花極樂淨土を眺めて周る
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大上
降りつれど明く成り行く西の空暴れ梅雨とて止まぬもの無し
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秋日好
様々な青のリボンを敷き詰めて海は寄せ来る子宮に響く
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うすべに
笛の音に胸おどらせた夏の宵 遠い花火の音もかすかに
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つゆふみ
万物に 命見る 山や海の神 セシウムの神 汚染土の神・・
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つゆふみ
胸の奥 願うは故郷の「墓づくり」でもあなたには「復興」といふ
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うすべに
カンテラにおくれ髪ひかる夏少女 ゆかたの背にも金魚が泳ぐ
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酒井 輝
山登り木から山リスすっと出てふっと止まりてそして横切る
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酒井 輝
公園を歩くとムクドリ黒（くろ）獲物咥えつ早足そして飛び去る
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酒井 輝
住宅街隅の公園雀おり小枝に留まりて小刻み揺れおる
2
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酒井 輝
小雨降り帰ると道におる鳩が近づくにつれとことこ逃げ足
2
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リクシアナ
朝市の桶に溢るるトルコ桔梗もとめて眩し逃げ水の道
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夕夏
ちをはいてだれそれとなくよりそいてほほうっすらとそめるひるがお
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夕夏
べにをつけかおりふりまきそばかすがおのちょっといろじろゆりのはな
7
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夕夏
ころもぬぎすはだあらわによそおいてさきみだるるはさるすべりかな
7
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詠み人知らず
バス停の名前をひとつ思い出し走り抜け行く汽車を眺める
5
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秋日好
ふらふらと身重の蝶はハーブ中隠したキャベツ見つけて産卵
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