うたの一覧 (カテゴリー：自然 並び替え：新着順)
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夕夏
ぶひぶひとこれぞほんとのとんでんへいさいざとなったらせんじょうへ
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痴光山
朝顔の若つるは支柱を逃ぐれども 改心迅く巻きて花負ふ
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うすべに
ささの葉に揺れるたんざくねがいごと おさない文字の夢はおおきく
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痴光山
明け昏れに生れたる青藍夕つ方 赤紫のあさがほへ梅雨
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粕春大君
蝸牛猶刻篆、山叟固無為。蛙黽簾前雨、烏鴉檻外枝。
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☆相市 思咲 ☆
わたくしも 貴女も木野花 あじさいも 私も色変え 様々に 咲む
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☆相市 思咲 ☆
編む雨に 己が交じる この頃の熱さに近く 暑さにとほく
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うすべに
はいいろの空にみどりの鈴かけて 雨のにおいの風にたゆたう
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うすべに
濡れそぼる花のおもさにうなだれて折れたひとえだ 青空拾う
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兎桃
利尻山異界の聲か春蝉の鳴ける裾野の山路辿れり
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継海
向日葵の押し込みてあり丸花瓶 さてゴッホなぞ真似てみようか
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へし切
六月の空もやうやう梅雨模様 降れば降るとて降り荒びたる
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うすべに
さみだれの音にまぎれてほととぎす しめる夜空にのこすひとこえ
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痴光山
一旦は失せたる梅雨前線の また来て予報士の勇む口振り
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☆相市 思咲 ☆
結局は神の御機嫌伺いのしらべが遠く子守りするらし
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継海
天地の狭間に浮かぶ田の水の揺れて今朝から水玉もよう
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うすべに
笹背負ってシャツに日焼けの腕隠し 農夫はかえる日暮れのあぜみち
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千映
庭じまいまだ早いと思う日々促す息子の剪定の手入る
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兎桃
家々にとりどりの花育てたる利尻の夏は嬉しからまし
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うすべに
くちなしの甘いかおりにさそわれて 熟しはじめるやまもも摘まむ
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