うたの一覧 (カテゴリー：自然 並び替え：新着順)
|
|
-
へし切
菜の花にいぬふぐりの花 ほとけのざ けなげに咲いて春は来にけり
12
もっと見る
-
うすべに
透きとおるあわい香りにさそわれて 犬も見あげる満開の梅
10
もっと見る
-
痴光山
木蓮の苞を割り世に出る蕾 鵯ら寄り来る「いのち」といふは
6
もっと見る
-
兎桃
前の世は虫にやあらむ啓蟄を過ぐればつとに身内ざわめく
3
もっと見る
-
へし切
里山はのどけからまし若草のみどりほのかに春風ぞ吹く
10
もっと見る
-
うすべに
陽にゆれるかぜききぐさの枯れ穂梳く みどりほのめくまるい墨色
9
もっと見る
-
海野 冬雪
指先を裂かれながらも冬好きで、冬といっても南の冬
1
もっと見る
-
へし切
思ひかぬやよひ初めの春の夜の庭もはだれに雪は降りつる
10
もっと見る
-
灰色猫
風の歌ばかりを歌う冬鳥の羽毛が肺に詰まったせいで
4
もっと見る
-
灰色猫
求婚のポーズのままで石化した王子を溶かしゆく酸性雨
7
もっと見る
-
茂作
よく聞けば心細くも鳴きいでし 雪降る里に鶯の聲
12
もっと見る
-
びわ
サヤエンドウ豊富に実り手に溢れまだまだ花が美しく咲き
3
もっと見る
-
恣翁
ヴィオロンの音の聞こえ来る坪庭の 椿の花弁 また一つ落つ
12
もっと見る
-
灰色猫
尽きてゆく命を賭けてららららとうたびとたちの赤裸々な詩
10
もっと見る
-
灰色猫
少しだけ殻を破っておきましたそのためにある嘴なのよ
7
もっと見る
-
さとる
汚れなく 白無垢のよな 忘れ雪 被りて紅き 藪椿かな
3
もっと見る
-
うすべに
むらさきの花のじゅうたん柔らかく わびすけ落ちる赤あざやかに
8
もっと見る
-
兎桃
鵯は風情知らぬか梅を避け脇の酢橘に残る実突く
5
もっと見る
-
へし切
風光る春を告ぐるや梅の花 色をも香をも知る人ぞ知る
12
もっと見る
-
茂作
鶯のおぼつかなくも鳴きいでし 梅のさかりの葛飾の里
12
もっと見る
