うたの一覧 (カテゴリー：家族 並び替え：新着順)
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いちにのパッパ
父からの無言留守電きいてすぐコールをすれば「間違えただけ」
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紫草
うつむゐた耳のうしろの卷き毛さへあなたに似たる愛しき根據
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木綿
息災でありますように東へと飛ぶ飛行機に願いをかける
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木綿
気がつけば同じサラダができているレシピは記憶と遺伝子の中
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花鳥風月
白い朝、一足分の道標少し無理してなぞって歩いた
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ねこめ
やーいやいお前の母ちゃんでべそって兄弟喧嘩で母ちゃん負ける
5
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舞
幾山河越え来るものか振り向けばふたり歩める道の続きて
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舞
寄り添いて時に諍かい年毎にともに老いつつ結婚記念日
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いちにのパッパ
出張の着まわし案を問う我に「うん」しか言わぬ妻は聞いてない
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いちにのパッパ
雪山へ行って来るよと言う父に口で言わぬがちゃんと帰れよ
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工藤吉生
セックスを見ちゃった子供に親が言うセリフは「ごめん」で正解だった
5
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リンダ
毎日の日課であった頬ずりは髭が痛いと言えずに我慢
4
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リンダ
八十路なる両親が聞く飽きもせずご飯食べたか寒くはないか
8
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七色コイン
お手玉をしてて失う結婚の指輪を探せ愚かな母よ
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舞
まだ暗き台所にて妻作る弁当食べる有り難き日々
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岡ノ本仲間炉
足蹴った 姉が怒って なきわめるコタツを囲む 誰が犯人？
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悠々
八つ折りの千圓札を小遣ひに五十路の我へくれて父逝く
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工藤吉生
噛む加減知ってる猫を 傷つける言葉の深さ知らないで抱く
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いちにのパッパ
三人はもう寝た頃かと見上げればそこに半月浮かぶ帰宅路
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リンダ
三毛猫を純白のセーター洗うよう泡にまみれてゴシゴシこする
8
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