うたの一覧 (カテゴリー：家族 並び替え：新着順)
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詠み人知らず
毒親の関連書籍熟読し浅く息はく孤独ではない
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詠み人知らず
夏休み取り合いになる扇風機 ひとり笑って母さん団扇
14
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ふきのとう
四十年を共に生きらむ夫の手のぬくもりうれしわれ眠るとき
12
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詠み人知らず
何もせで今日も過ぎゆく人知れずこれが人生孤独死覚悟
1
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舞
喧嘩しつまずいラーメン食べるのも何時かふたりの思い出となる
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詠み人知らず
家出でつ便りすら寄越さぬ弟よ親に顔見せよ安心させよ
3
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細井香
「なぁ、お前、嫌われてるぞ」団扇持ち父がカメムシ窓から逃がす
9
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詠み人知らず
母さんが作って呉れたお握りは 米つぶ全部が真珠だったね
15
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詠み人知らず
子の腹を撫でる我が手はあの頃の母と等しき温もりあらむか
6
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いちにのパッパ
日が落ちてツバメが夕餉を子に運ぶ今ごろわが家も同じだろうな
2
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ユーカリ
ふわっふわのシフォンケーキが口の中とけていくたび癒される午後
7
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詠み人知らず
父母を思い貧しい食事に合掌を 捧げる前に線香をとる
16
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詠み人知らず
幸あれと ややこと遊ぶ千羽折り子は母育む時の幸なり
20
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詠み人知らず
口惜しかろ守り切れずに口惜しかろ絆の連呼哀し自死の子
4
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詠み人知らず
「祖母ちゃんと私っておやこ？」笑わせたあの頃のことを話そうか今日は
2
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いちにのパッパ
「じゃあまた」と小さくなってゆく父の背を最後まで思わず見ていた
3
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五穀米
戦いののちに敗れし男あり叔父は膵臓侵され逝きぬ
3
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詠み人知らず
心にもないことをいい叩かれた頬が疼く夏はもうすぐ
3
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ふきのとう
老人と呼ばれる歳を嘆きつつ孫に囲まれろうそくを消す
16
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かぐら
合掌を眠りの合い間行った母 湯を浴びた息子は立ち止まる
1
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