うたの一覧
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詠み人知らず
正当の言い訳はきれい諸歯にはそれとわからぬ薄衣着せて
1
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詠み人知らず
はらはらと花のかけらもぬばたまの夜に降りこす手枕の夢
1
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芯平
世の中の言葉をすべて手に入れろ 愛という字で挫折しました
7
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只野ハル
生きているのが不思議なくらい不確な感じだよ うまくいかない
0
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凍
土手沿いに ぽつりとおわす 道祖神 ふたつ並んで 雨に打たれる
2
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薫風
年寄りの 頭の中身 パンに似てカチカチだったり カビてたり
0
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宇津つよし
教えてよ神様消費期限タグ躰のどこかについているはず
3
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笑能子
蟷螂の斧にも似たる心地なれただ淡々と書だけを眺め
5
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鷹雪
君はいま三百六十度の岐路に どうかその眼の先の未来を
12
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のびのび
言の葉は生きものなのだと思うけど 私のそれもそうかは疑問
2
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只野ハル
非現実感に浸り気持ちいいと感じる自分 逃避 いいのか
1
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雲のジュウザ
心からの 笑顔が発する なごみかな 返す笑顔も 太陽の如く
4
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詠み人知らず
益荒男のたける血潮かその背に散りかかりたる緋桜の花
5
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只野ハル
音もなく 心が折れた 金曜日 ズレているのは 自分の方だ
1
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ぷよよん
三枚の紙の軽さと尊さが水平なりしスラムの街よ
2
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染乃
鎧捨て全裸で鏡の前に立つ 私はまだまだ負け犬じゃない
3
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染乃
人をキライキライキライと思うこと 新幹線でケータイが鳴る
2
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じゆん
終電をのがした僕の目の前を駆け抜けていく銀河鉄道
1
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宙(そら)
石段を 一気に登る 余裕無い 誤魔化すために 花と戯れ
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卯月
音もなく世界を映す湖のように静かな心がほしい
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