うたの一覧 (カテゴリー：その他 並び替え：新着順)
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車男
パソコンと電動車椅子なかりせば寝たきりになるわれも歌詠む
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東大寺
北国の 旅の途中の 宿の夜 古風な女の 情け嬉しく
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空魚
朧月 柔しく霞み 誘いかけ 影は濁りて 陰は白じむ
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空魚
始発待ち 陽の現れて アスファルト 我が影走り 犬と競いし
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空魚
すでに亡き 彼の書簡を 一つ持ち 冬田を越えて 来れば月蝕
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紫苑
旧仮名は扱えませぬ もののふのことばも然り にわか歌詠み
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夜老猫
野良の猫 夜の歩道で抱き上げて 慰めている 実は自分を
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一条
永久に 想いし君の 目に宿る憂いをいつか 共に晴らさん
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夜老猫
悴んだ指が 奏でるこの歌は 叶わぬ逢瀬 忘れえぬ歌
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詠み人知らず
孤獨すら厭はずいくは草枕旅の半ばも未だ見えざる
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樋口英明
年齢を 公開したくは ないのです こうなったらもう 嘘書いちゃうよ
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夜老猫
いつか見た 長い未来に続く夢 渡り廊下の桜の向こう
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きのひと
遅かった今年の目標うたをよみお題が生の歌会始
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夜老猫
誰の声 振り返っても風の音 逃げられぬよう 纏わりつくよう
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樋口英明
黒髪を 乱す春風 吹く日には 髪を梳く手に 残る春の香
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夜老猫
夏の濃い影を見つめて立ち尽くす 顔を上げても蜃気楼ばかり
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夜老猫
今日だけの秘密と 階段駆け上がる君は 約束守り通した
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アマリア
小さき体 ブルブル震わし 顔そむけ 歯医者の匂いに 恐怖する犬
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勝家
目の前の 開く新聞 霞目で 夕刊の文字 タモリに見える
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秋雨
何気なく 見上げた空に 流れ星 ぽかんと口開け ただ見送った
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