うたの一覧 (カテゴリー：その他 並び替え：新着順)
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椿
明け空のくれない色に染まるころいつのまにやら眠りにおちた
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ひの
ぼくの持つ正直も嘘も世界へのアトピーになるこの生きにくさ
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うにうに
温めるべきあなたへの「ありがとう」ゆっくり両手のただなかに置く
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うにうに
西方に呼ばれて耳をそばだてる猫の背中にイリコを投げる
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詠み人知らず
大袈裟に感動秘話をならべてる スポーツ新聞 魂に着火！
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詠み人知らず
図書館で誰も借りてはいかぬような本、連れ帰り 答えを探す
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やすむ
信頼はお金で買えはしないのでそんなもの端から頼りにしない
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やすむ
一人ずつ思い潰れるこのざまは風に光った闇の穂のよう
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リンダ
左手の電波時計の厚みなど日々の太陽無視して昇る
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赤橙黄緑
携帯のメールと送る言霊が浮遊している空を飛ぶカラス
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銀ねず
細胞のひとつひとつを満たしゆき水の動きがわたくしとなる
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逢井ああい
笑っても泣いても同じ 人生は長く短いマラソンコース
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やながわ亜弥。
うずをまく考えだけがうずをまきただいま右に傾いてます
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向日葵
窓際でまどろむ猫のカニカマの夢は横取りしないであげて
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やすむ
こっちのが遠くまでいく汽車だからだから選ぶよ 跳んで乗るのよ
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やすむ
うどんのむ ついでに酷く悪いこと思いついてる非凡人の昼
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やながわ亜弥。
救世主たちはいつでもよこにいてヒトの仮面をはらりと外す
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紫苑
運命ならば負わむと思う頑なを諭せるひとはそを荷と呼べり
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紫苑
薄墨の桜散れども胸底に吹き寄せらるることもあるらし
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山本克夫
飲み干したラムネ瓶を振ればまた一つ夏の音がありました
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