うたの一覧 (カテゴリー：家族 並び替え：新着順)
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りゅう たいせい
雪掻きは心配するなと父は言う我が胸に伝う父の腰痛
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よも式部
いつからかうちのサンタはクリスマス 枕元へと現金を置く
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桜園
贈りいし靴下ぬくいと云ひくれし姑を思ひてもひとつ送る
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詠み人知らず
母さんと一緒に買った安物の 白熱電飾だから暖か
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遠井 海
食べるのは私だけでも南瓜煮て嫌がられても風呂に柚子入れ
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舞
幾つかの病は持てど人なみに仕事へゆける感謝妻へと
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紗月
冬空に未来が眠る君がため私はおでん煮て待ってます
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あかつき
しんしんと積もる自信と予備校で年越す君にエール差し入れ
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りゅう たいせい
父に付き雪掻きをした幼い日今では父が我が後を掻く
1
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りゅう たいせい
午前まで財布にあった五千円午後には減ってるこの不可解さ
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五穀米
黒豆と膾と酢蓮つくりたし母に食べさせてみたき正月
5
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みやこうまし
ナツメロを聞く恍惚は無表情されど手先でリズム取ってる
11
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五穀米
こんな日は会いにゆきたくなりてはた自転車漕ぎて夜道を急ぐ
4
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偽嫁
我が母の看病どこかずれている「レトルトおかゆ取りにウチ寄れ」
3
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偽嫁
連れ合いの病にいつも眼を背け自分のことは大病になる
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とうへんぼく
小春日に障子の破れさくら貼る母の姿の影は今無く
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紫草
下り腹大き男の夫が臥す林檎を擦りて粥をたくなり
11
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詠み人知らず
物の理で時はずるずる流れても 愛情ってのは固定されてる
6
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ふきのとう
あふれでる言葉あやつる二歳児は方言つかい吾に甘える
12
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いちにのパッパ
妹にパパが優しい気がするの？五歳はふてくされてママ、ママ
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