うたの一覧
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笑能子
大根擂る鼻に届きしその辛味季節を告げる風にも似て居
2
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ゆら
水入りの水晶なんて言われても私のこころはもっと透明
5
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螢子
あおによし奈良の都に友とあり古人に思ひをはせる
1
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螢子
茶の稽古終えていつものティータイム和洋折衷憩いのひと時
1
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ゆら
自殺する春の日にする桜散る景色に紛れた「ほら泣かないの」
2
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あみー
女湯も覗けやしない 半透明人間なんてならなきゃよかった
5
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じゆん
ぶらぶらと歩くよ君のいない分 自分のペース 自分のリズムで
2
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じゆん
カビ臭いホコリっぽさが好きだった 古本 古レコードの街
1
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赤橙黄緑
引き出しをあけたら数年ぶりに目を覚ますビー玉けだるく転がる
1
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銀ねず
消しゴムでこすったような満月が出ているおあつらえの再会
9
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チェンジアッパー
生足でハイヒールなど履いているあなたの足は強くなります
4
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ほたる
思春期のわたしをいきなり抱きしめた 「半分愛してください」という詩
4
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栞
雨の降る公園で濡れて震えてた捨て猫は今、立派な家猫
3
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只野ハル
うたのわのどこかに目の醒めるようなしあわせな歌あれば知らせて
6
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只野ハル
平凡な一般走者のように希薄にところどころに存在
2
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只野ハル
正論を熱く語られ冷めていく引いてく感じ わかってるよ けど
3
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リンゴ
我が中に流れ込みゆく傷みにも容赦はしない 晴天の朝
4
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天野
点滅はしっかりきっかり平成の生まれのLEDの信号
2
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リンゴ
只此処に我があること理解らずに生とか死とか意味を持つのか
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リンゴ
これでよい、これでよいと言い聞かせ何もできない自分をかばう。
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