うたの一覧 (カテゴリー：家族 並び替え：新着順)
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たんぽぽすずめ。
帰宅して坊主の父に鮭焼けばまた夢も抱き和む夕餉や
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慶心
嬰兒と 向き合ふ兄よ 三歳の 心の階段 そつとのぼつて
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でぃお
世の中にうちひしがれし暗き顏を見せる人はゐる。まだ有り難い。
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リンダ
八十の齢過ぎれば葬式に出られる親戚、片手で足りる
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リンダ
意気込みがあれど身体はままならず嘆いて食べる父母の日常
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慶心
思ひ出の 山を旅して つかの間の 命燃やさん 病の身なれど
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小林道憲
うれしきは 娘児を産み 児育ち 手伝いの妻 帰りたるとき
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もぉりもり
きれぎれの雲ひかってたぼくがまだいなかったころの青い畳に
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五穀米
母にまだ庭仕事する気力あり嬉しきことひとつつけ加えり
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たんぽぽすずめ。
谷あいの上昇気流にたんぽぽの綿毛を母へ捧ぐ初夏なり
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みなま
今はただ子等が健やかなることを ただ感謝せん ただ慈しまん
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もぉりもり
この家の窓はいつでも青空の青の響きにふるえていました
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みなま
咲き競うバラそれぞれに名前あり ひとつひとつ問う二十歳の吾娘よ
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みなま
安らぎをもう求めてもよかろうに 効果信じて挑むあなたよ
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みなま
現在のこの傷みさえ和らげぬ 理屈ではなく安らぎがほしい
10
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ふきのとう
ゆかた着て手振りよろしく幼子は日本舞踊にしなをつくりぬ
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inosann
横たわり「働くための人生か」とつい出た言葉を妻の手が包む
20
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詠み人知らず
保育園ブランコより落ち母の胸抱かれて泣くは最初の記憶
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紫草
汕頭の日傘のうちを過ぎゆきし母の肩の辺に涼風の立つ
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コロ助
４０年連れ添う夫婦悪い例またもや喧嘩実家に帰る
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