うたの一覧 (カテゴリー：家族 並び替え：新着順)
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南 瑠夏
梅を干す匂いに今年も誘われて亡き祖母思う抜けるような空
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文麿
朝まだき枕邊にきて猫の啼く家族居らぬと淋しかるめり
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詠み人知らず
ストレスが 溜まると 寝言で騒いでる君も同じだ 野獣系女子
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詠み人知らず
梅雨寒の 肌掛け布団を 引っ張れば むむむ、これは ヤツの粗相か
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もす
「ちびちび」と ねこを拾った ねこぎらい酒の肴で 釣りする晩酌
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たんぽぽすずめ。
霧吹きの水が涼しと母の音の囁く如き墓参りかな
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みなみぐち
死にそうなことから救ってくれるけど死からは救ってくれぬ病院
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桜田 武
愛犬の老いゆく姿我が身とぞ共に逝きまた来世で会おう
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ppm
クソガキのホテルで騒ぐを見てるだけかの家族らの不幸を祈らむ
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ppm
走り回るホテルのロビーで運動会幼子たちの怪我を望めり
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たんぽぽすずめ。
子供から贈り物無し父親の悲しみ増して四十七歳
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由翁
内野手で息子と守る草野球 一度決めたい５ー４ー３を
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只野ハル
また今日も母の車椅子を押し病床の父を見舞う夕暮れ
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みなま
あおい鳥命のキラメキ添う影もあなたの半径３メートルに
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詠み人知らず
わが猫の名前手帳に書き込んで 愛人のいる振りをしてます
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舞
五億円何に使うかケンカする愚か吾が妻まだ買いもせず
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只野ハル
点滴に通えど治る兆しなく一週間後に入院となる
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ふきのとう
ご褒美のクマのタオルにようやくの笑みをうかべて幼は帰る
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ふきのとう
一番で緊張強し幼子は泣きじゃくりつつ最後まで弾く
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ふきのとう
はらはらと舞台の幼見つむれば遠き昔の吾子と重なる
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