うたの一覧
(カテゴリー:挽歌 並び替え:新着順)
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滝川昌之
バクは喰う嫁と暮らした夏の夢 向日葵いっぱいハナマルの夢
13
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KEN
降る雨に 謳うものとは 不如歸 燈りを落とす 部屋湿らせて
8
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水紫
月命日手向ける花に文添えてあの世へ届け孫娘の今
6
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KEN
子規 眞似て咲くかは 赤さつき 日盛りの路 血を吐く程に
12
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夢士
声合わせ「南無阿弥陀仏南無阿弥陀」読経のなかに母を送りぬ
9
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ななかまど
忌の母の今日も畑に居るようなわたしの半分あなたでできる
8
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ケンイチ
ささやかな葉音を去らう薫風の後の静寂の一輪の花
7
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みっさん
送りたし母の日カード何処へとすでに身罷りし母にしあれば
4
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KEN
あだたらに 殘る白雪 照らしつつ もちづき落ちて 浮かぶ街影
11
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KEN
つくよみの 燈る夜空が すみれ色 病めるあなたの 切り繪のやうだ
7
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KEN
硝子の ごとき燈りが 忍び込み ほのぼのと浮く 薄墨の文字
8
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吉野 鮎
唐突にきみが死をきく 滿月があまねく照らす甍の連なり
11
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ケンイチ
若楓のさざめき止みて手を重ね何処かへ続く道を見ている
3
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千映2
母宛のカーネーションは今年から天国に贈る予約を入れる
4
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山崎ふゆ彦
初夏の爽やかな風吹き通るキッチンに妻 夢の世界で
5
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麻倉ゆえ
お浄土に行ったのだから大丈夫 立派な数珠を思い出しつつ
4
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藤久崇
これよりは 種をまくなる 皐月かな 蓮のみ芽や 空へ伸びゆけ
8
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灰色猫
虐待で死んだ子供の微笑みに囲まれているテレビ売り場で
11
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藤久崇
五月雨に 漬つ老を呼ぶ ほととぎす 遠の空より 今帰り来ぬと
11
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詠み人知らず
いずれ死ぬ弥勒菩薩が来る前に人に優しく生きてるうちは
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