うたの一覧 (カテゴリー：その他 並び替え：新着順)
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リンダ
密やかにリベンジ計る冬の日は靴音さえも応援してる
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浅草大将
床に寝て汗にまみれつ火照る身の恋ゆゑなれば嬉しかれども
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詠人不知
傷つけて 傷つけられて この赤は 命のいろを 知って脈打つ
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かわのふゆき
十三里栗よりうまいサツマイモ蒸気の笛で誘うはキミか
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＊なび＊
朝夕に祈るは我のことに増し 囲み助けてくれしひとの幸
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かわのふゆき
十二時の打ち捨てられたぼろ靴は路肩で夢見るシンデレラを
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くしだ
戦争をした祖父にもあげる無花果のタルトはだって泣き虫だもの
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螢子
アスファルト敷かれグランドは駐車場に工事見守る朱き紅葉よ
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くしだ
ぼくはただ幸か不幸か凹面のレンズで歪む春をみていた
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くしだ
春風のなかで溺れる 一群の原理主義者といってしまえば
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只野ハル
秋だからリクエストしましたとラジオから恋人よが流れる家路
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きりあ
ネタ帳を書き直したら始まるよ恋やら何やらその他諸々
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只野ハル
守るべき者守れず失くしただ生きている今もまだ生きている
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只野ハル
色付いた枯葉散らす桜の樹立ち止り見るひとり雑踏
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紫苑
バス待ちてふと振り向きぬ古書店のワゴンの隅の一冊に呼ばれ
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詩月恵
目の前にいる人の手を独り占めしたいと言って困らせてみる
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羽
いびつなるものを抱えるかなしみはほどけきれない夢の結び目
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氷魚
からっぽな ことばの海へ 身を投じ五線譜の波に抱かれて眠る
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卯月
朝餉から大量虐殺したやうな気分にもなる蜆汁かな
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山本克夫
うつむきの角度をただす雨あがりひかりの垂直線によりそいながら
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