うたの一覧 (カテゴリー：その他 並び替え：新着順)
|
|
-
猿ノ丞狂介
先ばしる人無くもがな桜花手折りて来たる自慢するため
4
もっと見る
-
栞
孤独だと感じる我を傲慢と言うように鳴る携帯電話
4
もっと見る
-
キノシタサトル
とまらない時計くるくる五月蝿いし途切れ目なんかどこにもないし
2
もっと見る
-
キノシタサトル
また明日お会いしましょう明日また目覚める僕が僕であるなら
3
もっと見る
-
紫苑
水仙の除けさりし葉のあおき香におもひ定むるその年の冬
8
もっと見る
-
紫苑
くさぐさの積み残したることありて闇ながめつつ寝返りをうつ
7
もっと見る
-
黒須牡丹
紙魚ひとつない辞書の値が百五円めでたくもありめでたくもなし
0
もっと見る
-
ほたる
暮れなずむ街を蠢く薄闇に引き込まれそうな危うさ刹那
1
もっと見る
-
ほたる
揺るぐことなく真白きままの水仙の悲しみを見たような気がして
4
もっと見る
-
都季
寄せ鍋の白菜ばかりを食べていく今日の歪みをリセットしたい
3
もっと見る
-
ななし野
来る者を拒まずさりとて追いもせず城の主は緑を愛して
9
もっと見る
-
ななし野
美しいすみれグレーの朝もやに機首を背けて始発便発つ
2
もっと見る
-
浅草大将
踏み分けてこしの彼方もゆきふれば誰もしらねに跡も残らず
8
もっと見る
-
只野ハル
取り出した物達の中で記憶に沈み込んで行く自分の背中
0
もっと見る
-
只野ハル
整理して見つかるものが識閾下に追いやった過去曝け出してく
0
もっと見る
-
只野ハル
壁に残る鉛筆の落書き低い位置に見つけしゃがみ込んで
0
もっと見る
-
只野ハル
箔押しの名前入りたる鉛筆が君の思い出小さかった手
1
もっと見る
-
bell
醜さを恨むがよかろ蔑みな 不在知るゆえ塵すら名あり
5
もっと見る
-
bell
故郷にて絵画に閉じ込められている私を知るか 痛み忘れる
4
もっと見る
-
光源氏
白露を我が衣手におきまよふ花の色さへかはりゆくものを
12
もっと見る
