うたの一覧 (カテゴリー：その他 並び替え：新着順)
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光源氏
夢の世にきはやかなるをのたまへど鼻まじろきを成し立つばかり
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ななし野
歩みつつかつスイングは振り遅れ暦どおりの暮らしの僕ら
1
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ななし野
惜別が君の泣いてる静止画を別の名前で保存したんだ
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ななし野
嘘つきの枕詞に始った本文未送の電子郵便
1
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ななし野
あおによし陸の孤島をはるばると旅の駱駝もスルーするなり
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さる
老ひわれに優先席の席ゆずる乙女のこころ温かきなり
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狐
眼差しを殺さぬように在りたいと 馬鹿げた青さの宙に口遊む
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光源氏
立ち別る名殘の花のうたげとて神も佛も靜かに隱るる
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光源氏
ふるさとの花の面影なかりせど盛りの頃をおぼしめされたし
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まるたまる
我だけの梅の名所を訪ねたら「遅かったね」と梅子ら騒ぐ
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光源氏
いみじくもそぎ果つ髮の君が影ゆふさりの間よりしだる紅花
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光源氏
そそめきもしばしと思ふ君だにもなほまさりゆく時をみたまひし
5
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光源氏
深山木に嵐吹きたる旅の空さくらの花の散りまがふほど
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詠み人知らず
右側のマニピュレーター凍結につき本日も茶碗を破壊
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水上基
鉄骨の響きは高くカリヨンを模して空中都市を造れり
2
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水上基
やわらかな西日に溶ける街々の輪郭あまく揮発してゆく
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水上基
もう人に絶望したくないんです、と言い残して絶望は死んだ。
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水上基
水槽は夜で満たされ無機物が繰り返す死を閉じ込めている
1
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山本克夫
まちがえてすべてのこころをよむ超能力を手に入れた 悲しかった
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山本克夫
すいません。すいません。と、あやまっていきてゆくのも楽と思った
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