うたの一覧 (カテゴリー：家族 並び替え：新着順)
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詠み人知らず
猫蹴飛ばしちやった ごめんごめんね 最終的に猫枕
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詠み人知らず
頬なでる紅葉の指も茜にそまり家の灯りも 潤 潤と
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詠み人知らず
また泣きゆ白波の獅子が怒いよら岬奏でる母子守歌
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詠み人知らず
過ぎし日のあの日を語り涙する ずっとずっと二人泣き虫母娘
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只野ハル
茶粥だけでは力出ぬおかず食べよと大声で母に言ってた
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詠み人知らず
怪談を怖がる姪の傍により追い討ちのワッ！鼻はたかれる
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詠み人知らず
「夜９時にちゃんと寝てるの」日曜の午後の面会いつもの挨拶
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詠み人知らず
山あいの洒落た名前の施設には 来ない家族を待つ人ばかり
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詠み人知らず
手を振りて見送る母の寂し気な顔見たくなくうつむく車窓
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只野ハル
アストロノートがパーツを取り付けるように母がボタンを留めていく
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詠み人知らず
縁側でくつろぐ猫に 猫枕 顔に爪跡心晴れ晴れ
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ふきのとう
嫁ぎゆき幾年経つもまだ慣れぬ帰りしあとの喪失感に
21
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ふきのとう
小さき手を合わせて拝む幼子に戦火のむごさ伝えゆくなり
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舞
寝乱れにときめかぬのは熱帯夜お前のせいとひとり達観
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詠み人知らず
家に巣くい絹糸張るよ蜘蛛ごとくからまる私 良い嫁なり
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小林檎
暗闇の中で母親目を覚まし寝言紛れの「パパおめでとう」
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詠み人知らず
待つ人のいない自宅のベランダで 水面眺めつ紫煙に麦酒
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詠み人知らず
尾を上げてしなりと歩く女子猫よ 君にも何か夢はあるのか
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日向猫
仏送り すっからかんのお仏壇 寂しいような涼しいような
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赤石仙人
今は亡き父の生誕祝ふごと新生日本の生まれいづる日
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