うたの一覧 (カテゴリー：その他 並び替え：新着順)
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愉快堂 空虚
あのときにたくさん四つ葉を摘んだから神様おこって私もつんだ
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藍鼠
うたびとは金魚のごとく口あけてうたをもとめるぱくぱくぱくぱく
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猿ノ丞狂介
花見れど心は団子にうつりける色にはいでじ人も狙へる
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猿ノ丞狂介
汝れが立つ春の山辺は遠けれど吹きくる風は鳴らす香ぞする
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愉快堂 空虚
懐かしむものなき部屋を片付けるかいなき手紙を書くに似たりて
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紫苑
繋がるる黄蝶のごとき連翹に紋白の死をふと思ひをり
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紫苑
ものいはぬ野晒ひとつ抱きこもる櫻はいだく手にあまりけり
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浅草大将
闇の世をただすの森の風吹けば賀茂の河原に血の雨ぞ降る
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詩月恵
丸まって丸まって泣くだんご虫 幼い頃のわたしに戻る
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浅草大将
わだつみの深き心をしら鳥のとはに真珠を得ることもなし
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薫智
書にこめる筆を運んで見つめてく己の心が表れていく
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只野ハル
沈んでしまったコーンをレンゲで残さず掬い続ける片隅で
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只野ハル
雨の降るＳＰ盤を聴いているガラス窓伝う雫見ながら
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只野ハル
散り初めの少しばかりの侘しさの夜桜の下冷めた酒飲む
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浅草大将
流されて明日は何処の花いかだ浮き世の水に棹はささねど
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光源氏
中国の観光客の騒がしさイーアルサンとカメラパチパチ
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光源氏
まだかいな団子たのみし関西のおばちゃんの声ひびく山里
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光源氏
お釈迦様象に乗るのはつらしとて甘茶かけては喉はいやせぬ
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光源氏
奥美濃は花のさかりを愛でまどひうすべに色の酔ひのたはぶれ
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光源氏
ともしびの明石の君の宿ならでわが心根は引き出でぬものを
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