うたの一覧 (カテゴリー：その他 並び替え：新着順)
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紫苑
宇宙樹の葉陰に棲みていのちてふ草ひともとのうつろひを見つ
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紫苑
詰草のとおき記憶を辿りゆきわれも一荷の植物となる
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ケンイチ
ＴＬを抜ければ午後は終わらずに菜の花畑を吹く風として
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Citta
転び堕ち クルシイイタイと 嘆くより幸を求めて拾って生きよう
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遊雲
これといふ理由もないのに苛々と 何を求めて騷ぐか心
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水島寒月
強き香に傘傾けて見上げたり枝垂るるばかり咲く山桜
3
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杏子
定まらぬ 寒気が 背骨に添いあがり井戸から ぞわりと 這い出るごとく
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杏子
疲れるも 生きてる証拠と 占えば今日は最良 魚座の人は
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銀ねず
やさしさや男らしさは飽きるからどんだけ秘密があるかで決める
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銀ねず
うつくしき雨に世界は輝きてそれぞれ人は最後のひとり
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悠々
神ゐます深く身を折り頭たれ墮ちゆく地獄の罪見定めよ
5
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聴雨
昨夜の雨やへに残れる窓辺にてけふ九重に墨の香をきく
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銀ねず
何をもって至福のしあわせと言おうか 歌がイライラしてるときだな
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水島寒月
おくりびと観終えし余韻それぞれに抱きて午後のラウンジに居り
3
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水島寒月
引き際も大事と妻は言いくれし雨降り続く葉桜のころ
3
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水島寒月
捕われて息絶えしのち焼かれたる魚毟りけり差し醤油して
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水島寒月
亡父の胸に挑むがごとく軟球を力の限り投げし日のあり
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詠み人知らず
ほほよせて花薺ふる思ひ出のほの白くなる写真立ての絵
8
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浅草大将
花が咲き鳥啼くこころ尋ぬれどただ風は吹き月は輝るのみ
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紫苑
ひとつ消えひとつ結ぼる煩いはプロメテウスのししむらに似て
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