うたの一覧 (カテゴリー：その他 並び替え：新着順)
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光源氏
うばたまも闇夜の烏も鏡さへ影ある処すべからく黒
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水島寒月
長きもの終には我れを巻くならんさりとて世捨て人ともならじ
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水島寒月
哲学の字は大袈裟と思いつつそれらしきもの胸に秘め居り
5
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うい子
人形を作りて思い出せる父 肋骨より生まれし吾が
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波並
その背なに人の重荷を積み上げて生きるシェルパの呼吸うつくし
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芳立
かざぐるま前の歌こそ美しけれ類をなさむもまねぶかたなし
10
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三沢左右
からからと回る風羽風を受けまどかに笑まふ顔のごと
17
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紫苑
情念てふ無数の狗を飼ひ殺す壷の底ひに黄の眸うごめく
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三沢左右
幽けみて醒めぬ夢路ぞ苦しきと流転のうちに迷へるは人
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水島寒月
如何にせん我が憤懣を如何にせん古き写真を破りなどする
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三沢左右
外れ落ち割れ砕けてし硝子戸を踏みて片を靴底に埋む
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天野
笑ったり泣いたりしっかり重ねたらいつか立派なバウムクーヘン
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トーヤ
人間も機械も個性持っていてだから生まれる適材適所
3
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トーヤ
大人にはいつまでたってもなれないな子どもでもない中途半端
5
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浅草大将
砕け散る珠は惜しまじ玉の緒のいのちを堅く繋ぎ留めては
10
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只野ハル
詠えない夜には紅いりんご一個皮むきながら食べていました
6
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音和丸
ゴミ拾う酔ったおじさんえらいのだ 隣の紳士は煙草をポイ
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只野ハル
引き出しは押し入れの反対語類義語のどちらか飯前に悩む
5
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螢子
何歳になっても大人かわいいでいたいねわたしはわたしなのです
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ゆびきゅ
人間は 薔薇でも雪でも種でもなく 砂漠を駆ける飢えた心臓
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