うたの一覧 (カテゴリー：その他 並び替え：新着順)
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夜考宙ん
かくれんぼ缶蹴り影踏みおにごっこ悪役されど鬼が居てこそ
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あおい 龍
百円の缶コーヒーの一服に幸せ感じる午後三時半
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仮名
大人には泣くのに準備必要で独りになれる夜景見つけた
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笑能子
土台無き言葉の塔が崩れ落つ愚かの墓標に変わりはせぬが
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芳立
こんな夜も時間通りにザーザーと試験電波をふらせやがつて
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海月琉珠
傷口に唾をかけときゃ治るから舐めあうのです 婆の知恵です
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垂々
あんなにも間違っていたやり方のひとつひとつが青春だった
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まき
ひたすらに描いた軌跡はきみのもの曲がりくねってどこまでもゆけ
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詩月恵
夢だって気づいているけどまだ少し夢を見させて醒めないでいて
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浅草大将
美柿盛得じの多喰の寄る鱧へ蒜吐き得つつも野を越そ面屁
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新田瑛
退屈な町へ帰ろう飲み止しの缶コーヒーと地図を投げ捨て
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薫智
共用の廊下みそぎをしていたら余計な心消え無になれた
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螢子
星あれど月なき夜に独り焼くケーキはまん丸お月様似で
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浅草大将
小波のしがみてみれど落雁の堅田のうらに羽も立たざりき
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三沢左右
蒼深き夜を鋭くうすく切り割りて月よりこぼる明星一点
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猿ノ丞狂介
音羽山今朝尋ぬればその頭は鴨居はるかに今もでけぇや
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紫苑
弓月のふところに添ふ明星の見ひらく瞳零るるまでに
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ほたる
葉桜の唸りを聞けば理由なき不安が胸に覆い被さる
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猿ノ丞狂介
袈裟着泣き御髪おろさぬ若坊主鬼の檀家に髪を刈られむ
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庭鳥
ヴィーナスとダイアナふたり女神ならカメオにしたらよいモチーフね
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