うたの一覧 (カテゴリー：家族 並び替え：新着順)
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由縁
好きなことあるのいいねと夫の声 喜んでいるのかうらやましいのか
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inosann
この世では十数年の付き合いの遺影には無い父の顔偲ぶ
16
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inosann
父のこと思い出しては懐かしむ遺影に隠れし怒りし顔も
17
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みなま
前髪のピン止めむしり息をつく面接試験終えし娘は
16
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あきなり
「大丈夫、桜咲く頃良くなるさ。みんなで行こう、ミニーに会いに」
4
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梅高尾
雪已んで寒月に路開きたり 門燈に沿い子の帰る俟つ
1
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詠伝
ああ今はそう冬なんだ父さんの寝室からふと柑橘の匂い
11
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只野ハル
振り向けば足跡ふたり杖の跡雪の送迎母を支えて
8
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詠伝
とうに姉はあたたかき家庭を育めばそれ守らんとお雛様出す
7
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inosann
強風にあおられそうな車中での娘と契る家族の絆
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ふきのとう
北風の吹きすさぶ夜妹からリストラされしとメールの届く
10
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詠み人知らず
烈風に飛ばされぬよう前傾し 突っ込んでゆく北に向かって
21
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inosann
祖父の死の枕辺に座し反発が後悔の念に変わりし 記憶
19
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南美帆
子の思い親の思いとすれ違い子を持ちやっとわかる瞬間
10
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葉月きらら☆
三姉妹姦しき時過ぎ去って離れて思う懐かしき日々
5
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雲海
背負っては登れぬ山と知りながらせめて手を引く親でも子でも
10
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詠み人知らず
降ればすぐ溶ける雨ゆじゅとてちてと 終のわがまま けんじゃのために
14
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どらすた
凍てついた 道に強張る 足取りに杖つく妻の そっと手を引く
3
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田舎人
轉ぶなと聲かける間にまたしても崩れゆくかや老ゐたる母は
6
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詠み人知らず
趣味持てと定年亭主を追い出して留守にたっぷり趣味を楽しむ
11
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