うたの一覧 (カテゴリー：その他 並び替え：新着順)
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芳立
紅の濃き刃と切るや初恋の影とまがへる少女時代の君
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浅草大将
駅に着く長き列車の最後尾ホームの端にとどかざりけり
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舞
まず一杯 語り始めて二三杯 盃 重ねて時空も超えて
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詠み人知らず
オアシスがほんの束の間あればいいそれが罪とはたれも問へない
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水島寒月
夕されば通用口の木斛に差す秋の陽の細くなりゆく
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水島寒月
世知辛き講演を聞き下りゆく紅葉坂まで冬陽の及ぶ
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恋花
感情のない拍手でも ありがとう 我が力量を悔やむが前に
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薫智
いいですよ利用されてる立場でも人が喜び笑えるのなら
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芳立
ぬばたまの闇路に魂の冴えにしを昼うたかたに流れ光れる
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水島寒月
明けやらぬ道かけゆける靴音を布団に在りてただ聞ゐてをり
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あさ
誰かへ伝えられなかった言の葉も一緒に集めて芋を焼く
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あさ
悪戯を企んでいる亡霊に菓子を渡して安息を得る
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あさ
静寂の支配を受ける書庫の中物語食む紙魚になりたい
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羽
ゆびさきの形にそって色褪せるマウスはきみの決心を知る
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伊藤透雪
幼子に 戻りて眠り迎えるは 胸に雲なく 晴れ晴れと朝
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樹果依南
日時計は明日を欲する まだ僕は今夜で黄昏れていたいのに
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舞
異郷なる酒場の隅ではじめての訛り聞きつつ飲む酒もよし
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舞
滝の鳴る瀬音清しき奥入瀬の君と歩きし夏今いずこ
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笑能子
やれやれと箪笥の中身入れ替える加減乗除を考えつつも
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石銅サヨリ
夕暮れの田舎駅前場違いなバイオリニストのＪＵＤＹ ＡＮＤ ＭＡＲＹ
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