うたの一覧 (カテゴリー：挽歌 並び替え：新着順)
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トウジさん
人の世に芳しきこと片時や其上の花聞くはおよはず
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可不可
昼は金に 夜は銀に 見えたけど 血で洗ったら 水晶でした
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ユエ
遺影にキスしてようやく解ったカムパネルラはもう居ないのだ
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滝川昌之
論戦に男らの吐く煙草臭 三島由紀夫は東大にいる
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トウジさん
余所のいふ会者定離などならひぞや「はるかのひまわり」心知らざむ
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可不可
もしかして 土の下かも 父さんは 古代希臘に着いたか知ら
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可不可
金や銀ぢゃない銅か鉄の斧で 首を刎ねる国々も存った
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トウジさん
人運ぶ時は気ままに振捨てる縋りつきたい過去もあるなり
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河のほとり
花の香も忘れぬ人のおもかげもおなじこの世の春のゆふぐれ
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可不可
極東の港まで来た 父を庇って死んだバディの故郷
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清々
目が見える 少し開いた その瞼 気付いてしまう 迎えの時と
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可不可
レトロとか言ふ路地うら 独り ナイフで刺されて死んだら 私
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音弥
天神と祀られ鎮む魂か罪科なくして流されしものを
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緒川みるな
人は云ふ天の國にはまほろばが吾も行かばや一泊旅行
2
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武蔵野
ホトトギス はじめて生を 感じるよ 病気してから 愚か者かな
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赤石仙人
古の奈良の都に十餘年離れて思ふ國のまほろば
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灰色猫
憎みあい銃撃される事もない平和を誰もが願ってるのに
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トウジさん
アルバムを奥に仕舞うはなくこなす偲ぶ面影見れば溺
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緒川みるな
どこまでも突き拔く青の大空の果ての終まで行きにてしがな
5
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武蔵野
砂の器 宿命とは この世に 生まれて来たこと 生きていること
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