うたの一覧 (カテゴリー：その他 並び替え：新着順)
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半格斎
空と地を分けてぞ見ゆる電線に鴉とまりて四分音符かな
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水島寒月
やはらかに国訛りする少女ゐてほほのうぶ毛もゆかしかるべし
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水島寒月
唐突に欠くる備前の徳利を惜しみて今日の暮れ方となる
4
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水島寒月
細ほそと鳴きゐる朝のこほろぎを聞かむと我れは眼鏡を外す
4
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水島寒月
色づきて枯れ葉は枝を離れたり秋の桜よ淋しかるべし
1
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薫智
担当医「手術になる」とコメントし白衣脱ぎ捨て術衣となった
11
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浅草大将
指四本立てし母をば詰りたり我が親指を切ると泣きつつ
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詠み人知らず
「さびしい」と呟き「寂しい」と記すただそれだけの１０月の夜
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芳立
あしの生ふ岸にこがねを敷きつめて館たつとも訪ふよしぞなき
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ほたる
西空に傾くほんのりお月様わたしも連れて行ってよ夢へ
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詠み人知らず
制服の中で帰りを待っている人形に切り取られた余白
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K-TAI とも
教室の扉開きてキス想ふポニーテールのハルヒ見つけて
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浅草大将
昇る日に燃えてぞ赤く聳えとのうらる嶺暮れて寒き颪や
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トーヤ
枷なんて見えないもので音鳴らす彼らはきっと信じてもない
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トーヤ
溢れてるものたち知らず淘汰されほんとに欲しいものは生まれる
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トーヤ
嵌められた枠からずっと出られずにもがきもせずにわたしはわたし
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白亜
すべての瞬間に うたの種子あり 嗚呼 なんて豊かな世界にいるの
8
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水葉
水物と不安定さを喩えしが産まれ育ちにかかせえぬ水
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水葉
はかなくも命消えゆくその時に名を呼ぶ人ぞいずこにありや
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水葉
雁の行く高き空にぞ雁が行く呼びつ応えつただひたすらに
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